Monday 3 March 2008

Talking about DVD?....

『FLOAM』で『Zen Man』を作ってみる・・・時間が経つとうなだれてきて本当に何か考えている・・・・・・・・・・・・・・ようだ。   


先日のニュースで・・・


『HD―DVD』が撤退、と言うのがありましたねー。ソニー・松下の『ブルーレイ』に敗れたみたいな取り上げられ方されてました。ワタクシは『ブルー・・・』陣営なので、別にどうということもないのでしたが。


ラジオを聴いていると、『HD・・・』陣営が敗れた理由というのは日本と欧米(とくに米)のDVDの使い方の違いが明暗を分けたと言っていました。日本ではDVDは再生はもちろん、録画も出来なければいけない、しかも長い時間録画できた方が良いのだとされて『ブルー・・』が販売力のせいもあり強かった。欧米ではDVDはもっぱら『家庭で映画を観るための』再生機能だけで評価されたという。再生機能だけあればいいのだから、既存のDVDの技術をスープアップして廉価に売ることが出来た『HD・・』のほうが初期の市場のシェアは高かったのだとか。しかし、東芝(HD陣営)が頼みにしていた映画配給会社のワーナー・ブラザースが『ブルー』に乗り換えた為に、映画再生用として人気があった『HD』の販売が急降下してしまい、東芝がギブアップとなった。


ここまではラジオで聞いた受け売りですが・・・ラジオでは日本と欧米のこの使い方の違いを『文化』の違いと言っていました。そこでワタクシが思ったことは・・・


『欧米人はテレビ番組をあまり録画しないそうだ』んー、なぜでしょ。テレビではあまり面白い番組をやっていないのか?アメリカとかは有線テレビが発達していて選択肢は多いはずだ。映画だって観たい物が放送されるのなら録画予約するはず。


あっ、もしかしたら、日本人以外は、『観たい時にテレビを観ることが出来る』のか。日本人は仕事で帰宅が遅くなるので今晩の番組を予約する。欧米人は見たい番組が始まる前に自宅に帰っているので予約どころか、録画する必要もあまりないのではないか。見たい番組は家で普通に観ることが出来るんじゃないかな。そう考えてしまったら急にがっかりとしてしまいました。日本では電器メーカーに勤める人が毎日残業して夜遅くまで働き、次世代DVDのことでシノギを削っている。観たいテレビも録画して。欧米では(おそらく)定時で帰った人たちが、日本製の安くて優れた機械で映画を観たりしてリラックス。その挙句、映画会社の風向き1つで懸命にやってきた仕事が水の泡になっていしまう人が確かに存在するのだ。


なんか、日本ってズーとそうじゃないですか。自動車会社の人たちとか、カメラとか・・・輸出で食っているのだからしかたがない、と言われればそれまでですが。製造業はどこの国でもあるわけで。これはもっと大きな社会の単位での方針みたいな物が間違っているんじゃないか?と思いますね。会社・各分野の業界・国としての戦略に海外とは基本的な違いがあるような気がする。


日本ではお盆休みあたりで1週間休んでいる時に、外国の人たちが1ヵ月休んでいるとか平気であるわけじゃないですか。これこそ『格差』と言わずしてなんとしょう。逆に同じ時間で同じ量の仕事をするとなったら、日本の方が仕事が出来ないという考え方も生まれそうだ。向こうは遊んでいる時間が長いのに生活レベルのが同じだとしたらですよ。



『人』にやさしい、とかよく聞く言葉ですがこれほど実感の無いものは無い。