Wednesday 6 June 2007

今年のトレンド(流行)・・・

麻疹が流行している。


予防接種を受けなくなった年代の人が罹っているのですね。予防接種を止めた途端に流行るなんて自然は正直だ。

江戸時代には『麻疹は命定め、疱瘡は器量定め』と言われていたそうで、医療技術も碌にないときですから命を失う危険もとても高かったのでしょう。
江戸で大流行して26万人以上が亡くなったという記録があるそうです。この数は火事やその他の病気(コレラやチフス)などで亡くなった人数では一番多いらしいです。
東京大空襲で亡くなった人の数が10万人位なので、まったく考えられない大惨事ですね。

棺を作る木材さえ足りなくなって、火葬にする事も出来ない。深川とか築地のあたりの海に水葬するしかなかった。(と言っても船から投げ込むだけ)

疱瘡(天然痘)だってかなり怖い病気だと思います。これも江戸時代ではポピュラー(?)な病気であったらしく、独眼流正宗が罹って目を失明したといわれてます。
命はとられなくとも、あばた(痘痕)が残るので女性には”器量定め”なんですね。

でも、好きになったら『あばたもえくぼ』に見えるなんてェ申しまして。

天然痘も根絶宣言が出ているけれど、地球上のどこかに存在していて再び人類を襲うかも知れない。アメリカとロシアあたりがウイルスを厳重に保管しているそうですが、テロにでも使われた日にゃあ、大困りものです。

そうそう、江戸時代にはマラリアも流行していて『瘧』(おこり)と呼ばれていました。江戸市中には今と違って水路が沢山あって、外国人は東洋のベニスと呼んでいたそうですから、蚊も夏には沢山いたのでしょうね。
その頃のマラリアは『土着マラリア』と言って、これも根絶しているそうです(ほんとか?)

温暖化によって、マラリアもまた流行るかもしれない。48時間おきとか72時間おきに熱にうなされちゃうぞー。

もう、うなされているって? 音楽が聞こえる?

それじゃあ
マラリア イズ バック ツー トウキョウ?!(それはマライアっ)