Friday 5 September 2008

Death of Cicada....

『蝉』ってところかまわず死んでいる。

殺虫剤とかで殺さない限りあまり虫の死骸って見かけない。でもセミはこの季節いたるところで死んでいますよね。ベランダの片隅とか、玄関の扉の端っことか生きていたらセミなんて絶対入り込まないところに死骸が転がってます。

『あーァ、セミ死んでら』とか言ってつまみあげると『ジジジジーっ』とか鳴いたりしてびっくりします。紛らわしい。

セミは幼虫から羽化して20日くらい生きるそうです。(1週間と言われているのはちがうらしい)もちろんいつも鳴いている木の下へ落下して死ぬのが最も多いはずでしょうが、これほど節操なくどこでも死んでしまうのには訳があるのか?訳などなさそうですが。

羽がついていてどこでも飛んでいけるので移動中に亡くなってしまう方が多いのですかね?それとも20日間ほどの寿命が尽きるころになると苦しくなって闇雲に飛び回ってしまうとか、ジワジワと身体に変調をきたしてきて雌を求めて飛び立ったものの、息ぐるしくなってベランダに不時着したが2度と離陸できないまま人(セミ)生の終わりを迎えるとか。

7年ほど地下で幼虫としてすごして成虫になれる大きさになると地上に出て脱皮するそうで、成虫になれる大きさにならない場合は8年、9年と地下生活が長引く幼虫もいるそうです。『蝉浪人』。

『イヤー、なんか最近、体が重たくなってきたなー。飛んでもすぐ落ちちゃうんだよね。足にも力が入んなくてー、もうちょっと雌(雄)と出合って子孫残したいんだけどナー。ほらオレって幼虫のとき2浪してっから、同期のヤツってもう死んじゃっていないンだよね、あーダルー』みたいな。

昆虫というのは大多数が1年のあいだでその人(虫)生を生きるのだそうで、『蝉』のように7年以上も生きるのはかなり長生きなんだそうですが・・・