Saturday 13 October 2007

ハワイの思い出?・・・



『ハワイ聞きかじり』をあまり書いていない。

でも最近ハワイに行っていないし・・・あー、ハワイに帰りたい。


近頃何かとニュースになっている航空会社『CI』。よくハワイに旅行していた頃、乗る飛行機といえば『CI』でした。ホノルル往復のチケット代が¥49,800で最も安かったのと、羽田空港から出発できるというのがとても便利でした。


利用し始めた頃は、スタイルの良い美人ぞろいのキャビンアテンダントさんは腰くらいまでスリットの入った薄紫のチャイナドレスで乗客を迎えてくださいました。(なぜ敬語?)


座席に着くとすぐにエコノミーでさえ機内食のメニューが配られ、次に食前酒のオーダーを取ってくださいました。(だから?)

アメリカ系のエアラインのようなインスタントの食事付き夜行バスみたいな雰囲気とはまったく違うものだったな。座席も空席が目立っていたので、ジャンボジェットの中央の五つの座席の肘掛を全部上げてベッドのように寝転んでいても、CAはそのガンダーラ仏教美術の観音菩薩の様な微笑をワタクシになげかけて下さいました。


そして、窓の外の大きな翼は・・・ツギハギだらけだった。


かなり前の話とはいえ、それでも豊かになっていた日本。服の破れに当て布して歩いている人はいなかったのに、その飛行機の翼はどうして壊れたのか知らないけれど、小さな四角い金属がたくさん貼り付けてあったのです。


離陸する時にCAは乗客の方に向かって座りますので、目が合うと東アジアの内相的な微笑を向けてくださいました。おまけに腰まで切れ込みの入ったチャイナドレスを着ているのにもかかわらず長い足も組んでくださいました。が、飛行機が上昇し始めるとロックの緩んだストウェッジの扉がバタバタと開き始めてしまい、シートベルトサインがついていて立つことの出来ないCAはその長い手も、精一杯伸ばして千手観音の様でなければならなかったのです。


『CI』ではチャイナドレスのユニフォームを替えてしまったそうで残念(?)ですが、殺風景な塗装だった機体の垂直尾翼には美しい梅の花が描かれるようになった。でも、どんなにサービスが良くても、名古屋での人身事故や沖縄のような事故を起こしてはいかなる信用も無くなってしまう。『CI』が好きな航空会社だと言っても、これからも応援する、頑張れとはとても言えない。

いちど着陸してしまった信頼を離陸させるにはとてつもなく大きいパワーが必要でしょう。

全然ハワイネタではなかったなー。  ↑画像は『もーはわいコム』さんからいただきました。