夏があまり好きではなくなったのはいつからなのか?
子供の頃とかはかなり好きでした。高校生ぐらいの時も好きだったかな?歳をとればとるほど好きではなくなってきた様だ。仕事をするようになってからは、夏とは犬猿の仲だろう。
かつては夏が終わるのが嫌だった時もあった。夏休みが終わると、夏も終わってしまう気がして悲しかったな。
ひと気の無くなった湘南をバイクでぶっ飛ばしながら、
『夏はまだ終わってねえー!』
と叫んだものだった。(うそ)
何かの歌の詩ではないけれど『夏をあきらめた』のは、夏が自分に何もしてくれなかった事に気がついた時のように思える。夏といえば海・出会い・鯉じゃなく恋っていう妙な先入観があるでしょう。でも、夏の終わりに振り返ってみると何も起こらなかった、ただ暑かった、決してロマンチックなものじゃなかったんだ、あの子の眼差しは勘違いだったんだ、秋の別れさえ来ないんだということに気がついた時が『夏』との決別の瞬間ではなかったのか。
子供達が真っ黒に日焼けをしてプールや何やらで夏をエンジョイしているのを見るとすごく羨ましくさえ感じる。オジサンは日に焼けることさえつらく感じるのだよ。ああ。
『夏』の強い日差しが憎らしいほど似合う『糸瓜』の花。