Wednesday 2 September 2009

鼻歌は『ケンタッキー・ブルー・ムーン』・・・



以前に某所でアメリカ人のオジサン(オジイサンくらいかも)には話しかけられたことがあります。なにかペラペラペラっと話しかけてきたのですが、モチロンよくわかりません。で、『モアー・スピーク・スローリィ、プリーズ』。


まあ、そのオジイサンは『オレはケンタッキー州から来た。』みたいなことを言っていたわけですが、ワタクシの中に『ケンタッキー』に関して即座に話題にするような要素がなかったので、『アー、ワタクシは日本からです』とベタに返すしかありませんでしたね。


『ケンタッキー』といえば私の中にはケンタッキー・フライド・チキンくらい思い浮かばないわけで、競馬の有名なレースが開かれるとか、バーボンウイスキーの『メーカーズ・マーク』を作っている会社があるとか、モハメド・アリ、ジョージ・クルーニー、ガス・ヴァン・サント、ジョニー・デップなどの有名人の出身地なんだとか判っていれば話も盛り上がって、オジサンもバーボンの一杯でもおごってくれたでしょうに。


最近のケンタッキー・フライド・チキンのCMで『カーネル・サンダースおじさん』が笑っているのが映し出されますが、アレにはすごく違和感を感じてしまうのはワタクシだけでしょう。


何せカーネルおじさんは、ワタクシが初めてケンタッキーF・Cのお店を訪れて以来、その店前に微動だにしない偶像でしかなかったのです。もし先に動いている(生きている)オジサンを見ていれば、そのようなことは無かったはずだと思います。でも、実際は動かないはずの人形がCMで見ると動いている、という自分勝手な錯覚が起きてしまう。


そのうえ人形がとても良く本人に似ている、という事実もイロイロ混乱させられる元であるような気がしますねー。『あー、何年かぶりに道頓堀から引き上げられてこの人も嬉しそうだなー』とか。


意外な事にカーネルおじさんの像は日本だけのものであるそうで、ケンタッキー州のお店の前にはオジサンは立っていない。『カーネル』というのも本名ではなく、ハーランド・デイヴィット・サンダースというそうで、カーネルというのはケンタッキー州の名誉大佐ということらしいです。

上の写真は宇宙からも見える『カーネルおじさん』。でも、なぜかネヴァダ州にある。 YOUTUBEにはこのあと10年すると無数の人形となって日本人に愛されるカーネルおじさんの前世が映ってます。もしかすると、これも良く出来たロボットなのでは?