Wednesday 19 November 2008

When The Doves Cry 2....

前回からの続き・・・
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http://go-kaden.blogspot.com/2008/11/when-doves-cry.html

DVDの空き箱の中から無表情にこちらを見つめる『鳩』の目を振り切り『フェルメール展』に出発。

車に乗り込んでから、のこしてきた『迷いバト君』ついてワタクシとカミサンで協議。
『もしかしたら家に帰るころには調子を取り戻し、旅立っているかも』
という希望的観測や、
『どうせだからこのままウチで飼う』『いや、ウチよりも面倒見の良い、従兄弟のウチに持ち込んでしまう』
など無責任な意見は百出したのですが、上野・東京都美術館に到着して、入場1時間待ちの看板を見たときに『鳩』ブッ飛ぶ。

『鳩』の身元調査にかまって出発が遅れたのは確かですが、やる気を無くすほどの『ベロ混み』!
『鳩が待っているから、今日は帰ろう(ウソ!)』
ということに。それでも昼食とったり、話題の『H&M』を覗いたりした後帰宅。

門の外から見たところ、
『おっ、鳩いない。』『そりゃァ、いつまでもこんなところにいないよな』
と思って、箱の中を覗くと、何と『鳩君』はお亡くなりになっていたのでした。

もちあげてお腹の側を見てみると、おどろいたことに大きな傷があり、それが致命傷であったことがわかりました。
首の後ろの傷を見たときにこのくらいなら、すぐに治るだろうとたかをくくっていたのです。
ただ飛ばないだけで、血が出るわけでなく、痛がる様子もなく静かに立っていたので、お腹にそのような傷があることはわかりませんでした。あんなに大きな傷では獣医さんに診てもらっても元気を取り戻せたかはわかりません。


公園で沢山いる鳩を見ると何の感情も湧きませんが、瀕死の重症を負った鳩が1日だけとはいえワタクシのウチを頼ってきたのに死んでしまったと(自分勝手に)思うと、少しばかり気持ちが沈みました。

その夜『行き倒れ鳩』を密かにあるところに埋めたのでした。