Monday 28 July 2008

Dawn of The Gaia?....

『あなたのお店は、『ガイアの夜明け』でやってたみたいな組合に入っていないの?』


番組放送以来よくお客様に言われます。

すみません、観てませんでした。その回に限って。結構好きな番組でよく観ているほうでしたが、なぜかね、観なかったんですね。
町の電気店が、組合をつくって一括仕入れをしてコストを下げて量販店並みの価格で販売し、対抗する。といったような内容だったそうですね。

町の電気屋さんは、量販店に押されて苦戦しているのは間違いないのですが、ワタクシ個人の感覚では『東原家電』をご用命してくださるお客様は決して減ってはいないんです。小売店にとって量販店のストレスというのはここ最近始まったことではなくて、何年も前からあったんですね。ただ、量販店のほうがなくなってしまうのです。今回は『ヤ〇ダデンキ』さんがかなり成功しているのでそう早くには居なくならなさそうですが(笑)

チョット失礼なお話かもしれませんが、小売店で電気製品を購入される方の年齢層が高いのではないかとおもいます。だから、少しお値段が高くてもきめ細かいサービスを求められる方が多い。テレビでも洗濯機でも使い方を判るまで説明するような。
あっ『サービス』は胸を張って言いますが有料の意味です。無料は『フリー』。
これはただ設置して帰ってしまう量販店はやってくれないことです。有料の『サービス』を省略して販売しているのでお安い代わりにわからないことがあっても、自分でどうにかしろということです。この『ソフト』のサービスって結構重要なんです。家電製品って家中、台所からトイレまでくまなくありますので、お客様の家中ほとんど入っていってしまう。何回か行かせて頂くうちにお客様の好みや電気製品に求める物が判ってくるので適切なアドバイスができるようになってくるんですね。量販店の店先で『箱の値段』で『サービス』しているのとはココのところが違ってくると思っとりますです。
ただ、年齢の若いお客様などは、いつも最新の機能のついたものを安く購入したいし、説明書も隅まで読む事が出来るのでワタクシの出番は少ないかもしれませんね。
せっかく購入しても、使い方が判らなくて機能が全然使えなかったら意味ありません。消耗品の補充も必要になります。電話一本頂ければお届けしております。おっとー

『ガイアの夜明け』の話でした。結局、共同購入とかし始めると品目も限られたり、条件(ノルマとも言う)がついたりしてお客様の要望に柔軟に対応できなくなる恐れが出てきそうな気がします。『ナントカ共同組合』のお店に行っても品物にバラエティが無い、あの感じ。

結局、町の電気屋さんの特色を捨てて、ただの薄利多売になるのは嫌ですね。
やっぱり、地域密着型のお店であるのが理想なんです。フランスとかイタリアの様なわりと小さいコミュニティの中で言いたい事を言い合って半分喧嘩なんだけれども、やっぱりいつもの店で買う(買っていただく)というのがワタクシの目指しているところですね。喧嘩は売らないけれど。