Saturday 26 January 2008

Spin Out....



寒い。


暖冬も何処へやら。近頃はなんかとても寒い。

家の外でも中でもムートンのフライトジャケットを着たまま過ごす毎日です。

と、このジャケットの暖かいことなどを書こうと思い、いろいろと考えて見るとこれは『軍服』だ。戦争の道具とかでヌクヌクしています。なんて言うのはアリなのか?機能性だけを取り上げて本来の目的はスルーしてしまうか。ベースを『戦争反対 幸福(シアワセ)賛成』としているワタクシとしては、ちょっとココロ苦しいところがあります。
直接人をあやめるのに使われなくても、戦争の為に開発された物って沢山あるわけですよね。当初は戦争のために使われた物でも、戦後日常生活を便利にしてくれている製品・技術もたくさんあるわけです。『これも戦争のおかげですよ、便利になってよかったねー』と大声で言わないけれど。あんなひどい事のせめてもの罪滅ぼしと捉えるしかないのか?そのような細かいこと言っていても埒が明かないのは十分に承知しているつもりなのですが。気になる。
戦争に負けた経験のある国の国民だからかなあ。きっと、アメリカ人とかはそういう風な捉え方をしないのでしょうね。
ジャンボジェットで海外旅行に(それ以前より)安くいけるようになって良かった。というと、日本人は、いえワタクシは、それはB29の技術でボーイングが飛行機を作ったからだ、爆弾落としたくせにっと思う。
って書いている自分でも、自分が小さくみえる(笑)
バーベキューの炭に火がつきやすくするためのペーストなんか、焼夷弾とかナパーム弾の中身そのものだぞー。車のフロントガラスに塗る雨をはじくヤツだってジェット戦闘機の風防に塗ってたものだ。スゲー便利だけれど。
誰かー聞いてます?
日本だって、日清戦争の前と後では国家予算が倍になったというから、その頃の日本人だって戦争に勝つということは国が豊かになることなんだ、文明が発展して行くのだと思っていたのでしょうね。それで味をしめて、米英とまたしちゃった、っていうところもあるけれど。
アメリカもイラクで勝って、石油を手に入れて一層豊かになろうとしたのだろうけれど、どうも今回はうまくいかないみたいですね。アメリカ国内の景気も悪くなってきたみたいだし。
話が逸れて遠くに来てしまったけれど、『ボンバー・ジャケット』とか『ボマー・ジャック』などの名称は本来ないものらしいですね。どれも『フライト・ジャケット』(飛行服)というのが本当だそうです。『ボマー云々』という名前を思いついたのは、『VANジャケット』の石津健介さんらしい。
これくらいは平和な発明でしょうか。