Thursday 3 January 2008

The Ekiden....


正月2日『駅伝』を見に行く。
いつものことながら選手の走る速さに驚く。しかもあれだけ早く走りながらまったくと言っていいほど『無音』。
毎年ワタクシたちが行く観戦ポイントは2区の最後の方なので選手もかなり苦しいはず。自分が走っていたら呼吸する『ハアハア、ゼイゼイ』と音が周り中に聞こえそうだ。走る早さだって自分らが全速で駈けるよりも早いのに足音が一切していない。マラソン選手はそれほどにも走る事に高度に洗練されているのだろう。
『読売新聞』の人が要所要所に必ずいて、応援用か、宣伝用か、『旗』をくれます、1人2本。なんとなく応援するのに手持ち無沙汰になりそうな気がして必ず家族3人6本もらってしまう。
選手が目の前を通過するたびに『ガンバレー、シャラシャラシャラー(旗振る音)』『神大行けーっ、シャラシャラシャラー』『白バイもごくろーさん、シャラシャラシャラー』みたいな。
全選手とそのキャラバンが通過するのに約10分程度か?その『旗』はその後一瞬でゴミになってしまう。これは何ゴミ? 書いてないな? そりゃーそうでしょうね、いくら紙製でも自分の会社の社旗に『燃えるゴミ』、とは書かないよな(笑)
さすがにその場に捨てていく人はいないけれど、家に持って帰るのもちょっと複雑な気持ちです。自分が使った物だからしかたないのは判っているけれどねー。よく見ると『旗』には『箱根駅伝懸賞』なる付加価値が付いていて、1等はホテル宿泊券、2等は某デパート福袋50名様、など8等まで当りがあって右端についている応募券で懸賞に応募できる。ちゃんとポイ捨てしないように出来ているわけだけれど、これに応募して当たった人とかいるのかな?ものすごい数配っているわけだから、全部の『旗』の数にたいする応募の割合が低くてもかなりの人が応募するはずだ。国道1号線沿いの人たちが。
全然関係ないけれど、天皇陛下とかが来ると日本の国旗が配られてるみたいだけれど、あれはどこが配るのだろう。宮内庁?総理府?地元のロータリークラブかなんか?でも、日本の国旗だったらなおさら捨てられないよなー。燃やすこともできないから燃えるゴミじゃないし、おっとー『ゴミ』とか言ってはいけませんな。あの国旗は取って置くべきなんでしょうか?それとも、小さい字で『使用済み紙製国旗の処分のしかた』とか『処分に対する免責』とかが書いてあるのかも。
もっと話がそれてしまうけれど『天皇陛下 万歳』の『万歳』は明治時代に森有礼文部大臣が仕掛けた『祝声』で、それまでは『万歳を称えた』といっても声に出して叫ぶわけではなかったそうです。天皇の前では『エエッ、オオッ』とか言うだけ。それ以前に道などでは天皇陛下が通り過ぎるまでは声を掛けるのは不敬だとして静かにしていなければいけなかった。でも、江戸から東京になって、江戸の人たちは京都から来たばかりの天皇に馴染みがなかったのでどうしたら親近感が増すのかと考えた森さんは、『万歳(バンセイ)、いや、マンザイ、うーんこれを組み合わせてバンザイ!が語呂が良い』と『バンザイ』と叫ぶ事を決めたそうです。結構適当。(岩波新書 民権と憲法)
初めて『神前結婚式』をしたのは大正天皇。なんてエピソードも面白い。