Monday 7 January 2008

Bullet Hole....



モルタルの壁についていた弾痕。



よく行く仕事先の塀にピストルの弾が当った痕があります。逃げていた自動販売機荒らしの人たち(?)が行き止まりになっているこの場所まで来た時、警察官に向かってクルマを突進させた。危険を感じた警官が発砲してそのうちの一発が壁に当ったらしい。


大きさは直径3センチくらい。日本の警官が使う拳銃の口径は38口径なので、弾丸の直径は
0.254×38≒9。65ミリくらいか。鉛の玉とはいえ弾痕の深さは3ミリくらいでそれほど大きく壁を破壊していないような気がする。きれいに丸く痕がついているのでほとんど直角に当っている。その時は人には当らなかったそうなのですが、壁の弾痕の高さは1メートルぐらいなので、威嚇射撃ではなくて車か犯人を狙ったに違いない。もし人に当ったらどうなるんだろう?このくらいの威力だったら心臓とか頭部、動脈などの急所に当らなければそれほどの怪我にならないんじゃないか?何の保証もしないけれど。
19世紀の米西戦争の時、怒れる原住民の方が鉄砲の弾があたっても即死しない限り立ち向かってきたそうです。これを機に有名な45口径の弾丸が開発されたそうなんですね。Man Stopping Powerといって、1発当れば人が倒れるような弾丸をつくった。
旅行などに行って『これが蛤御門の変のときに鉄砲の弾が当った痕です』とか説明されると妙に興奮したりするのはワタシだけか?なんででしょう。
 発砲事件をニュースで見ることが多い。でも、まだ遠くの事のように思っているけれど身近にその痕跡を見たりすると少しばかり背中がヒヤッとしますね。


本年も鉄砲の弾が飛んできませんように。