Friday 13 April 2012

『日産リーフ』本当は『環境問題』なんて問題外?・・・





『坂本龍一』さんね・・・いや別に坂本さんで問題はないんですけれどね。




有名人をCMに起用するとお金かかりそうですよね。これから『リーフ』の購入を検討される方々には、良いイメージを持ってもらうのに効果的と見込んだのでしょう。


物静かで、知的な感じ。で、『環境問題』にもちろん監視、じゃなくて関心があると言うイメージが確実に伝わってきます。購入を考えている近未来のオーナーが理想としそうな人物像です。


・・・


でも、もし『リーフ』(EVでもいい)の販売台数を伸ばすのがCMの目的であるのなら、これは効果的だとは思わないな。


リーフに乗っていると電気自動車が気になる方はかなりいらっしゃるのはヒシヒシと感じられます。


急速充電中などに話しかけてこられる方も実際多い。そこで、まず聞かれるのは『CO2』に関してでは決してなく、『EVの航続距離』についてが100%です。


『1回の充電でどのくらい走れるの?』と聞かれて、コマーシャルのとおり200キロ走れますとは、口が裂けてもいえないので、まあ、実体験に元ずくお話をなるべくショック(!)を与えないようにするわけです。


日産のセールスマンならうまく説明できるのでしょうが、こちらはセールストークをしても意味が無いので、つい本当のことを・・・その反応は


『そのくらいの航続距離だと、家の近所だけしか走れないね』


と言うのが、ほとんどですね。横浜ナンバーのワタクシの車が『足柄SA』で充電していてもそんなことをいわれるのですから、EVは『遠乗りできない』というイメージが焼きついてしまっているようなんです。


このイメージを打破するためには『急速充電器』のさらなる普及しかない。


問題は日産ディーラーなんかに設置してもまったく意味が無い、ということです。すくなくとも東名高速道路のように全部のSAに設置しないとダメです。で、中央高速道路・関越自動車道など都心部から地方に向かう高速道路のSAに充電器があれば確実に行動範囲が広がります。


なんといっても遠距離は高速道路を使いますからね。高速道路から降りる前に80%の充電ができていれば、インターチェンジから片道5~60キロの範囲は楽に動けるようになります。


帰りも高速に乗って最初のSAで充電すればOK。贅沢言わせてもらえばパーキングエリアにも欲しいし、一ヶ所に充電器を2台くらい・・・


日産は従来147万円だった急速充電器を半額程度の金額にまで抑えた新型充電器を販売するようです。


それを、高速道路に日産が出資して設置していき、その進捗状況をコマーシャルとして流したほうがEVの本当の普及につながると思いますね。


坂本さん、松山ケンイチさん、伊達さん全部合わせたギャランティで何ヶ所充電器が設置できるでしょうかね。