突然、思い出したお話。
アメリカ(ハワイ)でレストランとまでいかないけれど、ハンバーガーショップとかカフェテリアみたいなところで、トイレに行きたくなった時に店員さんに、
『あの、バスルーム使いたいんだけれど・・・』
と言うと、
『あー、これ使って』
と、上の写真みたいなミルクの空き容器とか『手桶』(?)みたいなものを渡されて焦る。これに『する』にょかよっ、と思って驚く自分の顔色を見てニヤつく店員さんが、
『この鍵使ってトイレをあけるんだよ、トイレは店を出て左側にあるからね。』
と、そこに結び付けてある鍵を指差して教えてくれるのですが、尿意をこらえていることもあって、このジョークに何回か引っかかっていたことを告白します。
この『トイレはまず鍵を借りてから』システムは日本には無いものなので、あの店員の『ニヤニヤ』度からすると日本人はこのジョークのいいカモだと思われているに違いない。
日本なんて治安がいいからトイレにかぎ掛ける必要なんかないんだものねー。と悔し紛れに心の中で日本の治安の良さを叫んだりしますな。腹いせに勢いよく便器に向かって放尿したりしなかったり。
どこのお国も『ノリ』ちゅうもんが大事ですから、
『これじゃあ、ちょっと小さい・・・』
とか言って、ぼけるのが大切で、なおかつ相手が期待しているレスポンスなのだろうな、とぼんやり思っている梅雨空です。