Saturday 20 March 2010

War is a Drug・・・


『ハートロッカー』を観に行く。

アカデミー賞を獲ったということもあり、どんなんだろ?と思って行きました。でもなー、これもハリウッド(アメリカ)の戦争映画の定番という感じ。

『プラトーン』以来のヒーローを設けず、登場人物は匿名的で戦場の臨場感を追求した映画のパターンが繰り返された感じですね。

そう、臨場感と言う点では確かに見ごたえがある。アメリカの戦争はハイテク化している。飛行機で誘導爆弾を落として終わり、みたいに。そこで爆弾処理班というローテクな仕事にスポットを当てる切り口がいいのかもしれない。

その切り口もスケッチしたもの、ルポルタージュだとしたら『映画』として感動させてくれるようなものは無いですね。

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冒頭でテロップで流される『War Is a Drug』の一点が全てをあらわしています。映画の中では主人公格の兵士に関しての言葉ですが、じつはアメリカという国が『戦争依存症』と言いたいのであるならば救いがあるのかも。

リアルな戦争もインターネットで見ることが出来る時代。


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