Saturday 15 August 2009

意外な結末・・・

鼻歌は『太陽がくれた季節』


チョト古い話になりますが・・・イトコが日食の写メを取ったのを見せてくれた。すかさずメールでイタダキ。拡大に挑戦しましたが、これ以上は無理でしたね。

その日は曇りでワタクシはハナから観るのを諦めていました、日食。空を見上げて太陽をみることさえしなかった。
イトコは偶然に見上げた空の雲が晴れて、日食しているのを観ることが出来たそうです。モチロン、横浜市内で。

あの『悪石島』でしたっけ?日食ツアーが30万円だったところ。悪天候で全然見られなかったらしいですね。お金返してッ!と言った人もあったようですが、それ言っちゃダメだあ。誰も晴天を保証できないのは判りきっていますものね。覚悟を決めて参加したものとみなされますね。

この話を聞いて思い出したのが養老孟司の本に書かれていたことでした。

現在の日本人は自然から遠く離れて、あるいは自ら隔離して都会で生活している、と。
都会は人間に都合がいいように頭で考えられて出来上がった人工の産物である。自然というものは必要無い。だから自然とつき合う事がいらなくなり、下手糞になる。

しかしそこでも自然が発生する。人間の子供ですね。子供は自分勝手に泣くし、お腹をすかす。そしてウンチもしたり、病気になったり。天気のように予測がつかない場合が多々ある。都会に住んでいる人は自然とのつき合いが下手になっているので、子育てに悩んだりするようになる。さらに進むと子供が生まれなく(産まなく)なる。だから、都会化した先進国は少子化する。と言うような事が書いてあった。

自然とつき合うには予測を立てて、当った、外れた、ではない。その場その場で自然に迎合して対応するしかない、行き当たりバッタリでやって行くしかないらしいのです。
わかっている、判っているのだけれども、どっぷりと便利な生活に浸かっているワタクシはナカナカねえ、難しいですね。雨降って日食が見られなかった人の気持ちもわからないわけではない。

30年前には地球は『寒冷化』していると言われていた。今はその真逆ですね。自然は人智を超えたものなのでどうにもならないと開き直るしかない。日本でCO2を頑張って減らしても世界全体の3パーセントしか減らないのなら、肩の力を抜いて楽しくやっていきまショ。

皆既日食見れなくても『ショーがねーなあ』と笑いとばすしかないじゃありませんか、ダメ?