Thursday 20 September 2007

ギムレットには早すぎる・・・

ベルガモットが果実の名前だとは知らなかった。

イタリア原産の柑橘類だが、オレンジのように剥いて食べたりジュースにして飲んだりはしないそうです。もっぱら香料として香水などにも使われるのだそう。紅茶のアールグレイはこの香料で香り付けしてあるのですね。カッコつけて『グレイ伯爵の作った紅茶はベルガモットの香りがいいネー』とか言ったりしてましたが、もちろんベルガモットが何かは知らなかった。全然。

話は変わって・・・

昨日だったか、欽ちゃん(萩本欽一)がラジオで、『僕らの(欽ちゃん球団)の試合は夢を与えるのが目的云々・・・』と言っていた。

うーん、夢って一人ひとりが見るもので与えられる物ではないだろう。確かに人気もあるのでファンの子供(大人でも)の中には『欽ちゃん球団』に入りたいと思う子がいるかもしれない。それでもちょっと違和感がある。

そもそもマンガ的な女性のピッチャーや、欽ちゃんのマイクパフォーマンスで話題になっただけで、野球のプレーは二の次って所もあるし(強いけれど)。入場料をとっておいて夢を与えているというのは、与えているのではなくて売っているのでしょう。そう、『夢を売る商売です』と言った方がかえって好感が持てる。

夢って大体が達成できないもの、現実化しないから夢、みたいに思っているひねくれた大人ですワタシは。

野球選手になりたくても、生まれついた体格や運動神経、守備やバッティングの時に使う記憶力とかの頭脳の力もなければよい選手になれない。努力だけでは無理だ。だから、ある所で自分に見切りをつけて、日曜日に野球チームで試合をしたり、プロ野球のファンになったりする。でも野球が身の回りにあることで夢を大切にしていると言えると思います。

もういい加減に野球(スポーツ)を道徳教育みたいに使うのは止めたほうが良いと思いますね。欽ちゃんの発言も根っこにはこの感覚があるに違いない。『スポーツやるヤツは、いいヤツだ』みたいな。昭和もハナハナダシイ。(笑)

日本は昔からある武道などのスポーツが、精神の鍛錬がベースになって出来ている。それと取り違えて外国から来たものに精神の向上を期待してもいいことないス。外国のスポーツはストレス発散、体力アップにはいいと思いますけれど。サッカーだってワザと反則しているのに、反則を取られると審判に向かって『俺はやってない』みたいに手を広げたりしてるし。プロ野球だって契約金と優勝した時の経済効果とかが大きな話題。

心の中の『夢』を商売人に気安く扱って欲しくないってことでしたか。あ、ちなみに『アールグレイ』はベルガモットの香りがすればよいので紅茶の葉自体は高級品でなくてもイイのだそうです。今回はドライマティーニな感じに辛口。オッと、それはドライベルモット。