Saturday 14 January 2012

『日産リーフ』EVの走行距離、80%充電で187km?



こんな数字初めて見ました。




前回、箱根へ行ったとき『レイクアリーナ箱根』と言う体育館の、駐車場にある急速充電器で充電しました。


80%の急速充電後の航続可能距離の表示は135kmくらいでした。そこから国道1号線を小田原方面に向かう帰路に着いたわけですが・・・


帰り道は箱根湯元までずーっと下り坂ですから、ほとんど電気を使わずにダウンヒル状態。実は充電後の電気量を示す『リチウムイオンバッテリー残量計』は9コマを示していたのです。


どんどん坂を下って行くうちに、航続可能距離が増え始め・・・なんとバッテリー残量計もついに1コマ増えたのでした。


今まで、下り坂で航続距離が伸びることはよくあったのですが、バッテリー残量計が増えることは無かった。ちょっと、どころかかなり得した感じ。(2KWh分だ!)


でも、これにはまたメーターの中の『小人君』による『トリック』があるのでした。


まず、急速充電前の走行パターンがきつい登り坂を走り続けた状態であったこと。
登坂路でアクセルを踏み続ける(電気を使い続ける)と、小人君は悲観的になってこの状態がいつまで続くかと、航続可能距離を短く計算します。


充電後、ほとんどアクセルを踏まない(電気使わず)状態になると、楽観的になってこのままの状態が続くことを前提に走行距離を増やすことになっているようです。


その結果が残量計10コマで187kmという変な(?)表示になっているものと思われます。だから正確には・・・


このまま(下り坂の電気を使わずに)走れば、電気が無くなるまで『187km』走れますよ。


と言うのが、このときの表示の実体なんですね。もちろん上り坂のときはその逆の表示が現れることもあるわけで。


『リーフ』にワタクシよりも長く乗られている方などは、『そんなの知ってるよ』ネタかもしれませんね。


しかし、残量計のコマが回生電流だけで増えたのは初めての経験でしたので、こういうこともあるんだ、と思った次第。