Thursday 10 February 2011

マア、楽しみにされている方も多いでしょうから・・・

あー、日本のリーダーが誰かわからん。



『相撲』は『国技』か?というお話がありますが、日本には憲法・法律で決めた国技というものは無いそうなのです。


だとすると、国技ではない。という事になります。ただ、明治時代だったか、『相撲道』は国技に値するという書類が政府によって書かれたことがあったようです。


それが『大相撲』を『国技』だと言い張る日本相撲協会の根拠であるらしい。でも、それは『相撲道』で、学生相撲とかも含めた相撲一般のことであって、『大相撲』のことではないのでしょう。天皇陛下から『賜杯』をいただいていることも、国技とする理由のひとつかもしれません。

で、今回の騒ぎですが、おカネのやり取りをしてしまう八百長はもちろん 良くないことです。が、

もしも『星』の貸し借りという『八百長』が『大相撲』から無くなったら、大相撲自体もすぐにダメになってしまうと思います。

力士は沢山いるといっても、限りある人数のなかで対戦を繰り返したり、巡業とか部屋の出稽古などの経験から、お相撲さんは自分の対戦する相手が自分より強いのか弱いのか判ってしまっているのですね。

勝ち越しがかかった一番で自分より強い相手との取り組みになってしまったらどうするか?なんとしても勝たなければいけないので、無理をしてでも相撲を取って怪我をしてしまうかもしれない。

鍛えているとはいえ、100㎏以上の体重同士でぶつかり合うわけです。ただでさえ15日連続で戦う上、勝ち越しを賭けての取り組みで『怪我』してしまったら、たとえ勝ち越してもその後怪我の治療に長期間かかったり、休場してしたのではがんばった意味がなくなってしまう。

オールガチンコ勝負の結果、休場する力士が増えてしまったら、さらに休場ですめばいいけれど引退にまでなったら、ということを考えると、『星の貸し借り』というのもある意味合理的と考えるのはワタクシだけでしょうか?

ガチンコで有名な横綱『貴乃花』が怪我で1年も休場し、治らずに引退したことを考えると、スター力士がその力士生命をまっとうするのも、『大相撲』には重要なことだと思います。

ま、あくまで『大相撲』は国技でもなく、純粋なスポーツでもない『興行』であるとの大前提が必要ですが。