Monday 19 October 2009

天才の引退・・・

鼻歌は『あのすばらしい愛をもう一度』(追悼・加藤和彦)

子供の小学校は学級閉鎖中。子供たちは軒並みインフルに感染中。これが『インフルエンザの大流行』ですかね?あってはいけないことだけれど、『スペイン風邪』みたいにたくさんの人が亡くなったりしていないので良かった。
もちろんニュースなどでは小さなお子さんが亡くなっているのが報じられているのが残念ですが。

若い年齢の人が罹りやすいということで、仕事であちこち窺わさせていただいているワタクシが未だ感染しないのは『若い』年齢では決してない、ということでしょうか。

・・・

加藤和彦さんって『天才』だったんですね。ただある程度の年齢になってくると『限界』を感じてくるのは仕方ないんじゃないかと才能のない私は思うのですが、今まで才能を発揮し続けてきた人には自分の才能が枯渇してきた事を認められないのでしょう。

自分の才能が思うようにならなくなってくると完全主義者みたいな人は『鬱』になったりするのでしょうね。そんなときにテレビを見ていたら、『横尾忠則』さんが出ていて絵を描いていたのですが・・・

『自分にはもう、ひらめきとかが無くなっているので感性を信じるしかない。絵も描いていてどうなるか自分でも判らない』みたいなことを言っていた。完全に自分自身のプレッシャーを逃がしている感じ。何か出来たら『儲けもの』感が強く出てました。

これが天才の『安全』な老後の過ごし方なのでは?と思いました。成果と言うものが求められずに自分の思うままに仕事をしていく。次元は違うけれど、凡人のワタクシにも同じことが言えるのではないか。

『芸術家』とか『運動選手』など、『天才』の『引退』を世の中の人が認めてあげる必要があるはず。そのうえで成果も求められないのに自分からその才能を発揮し続ける人はそれで良いのだし、素晴らしいことでしょう。


『天才の引退は凡人の安心』と言うところでしょうか。